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2018年3月18日日曜日

2018.3.10~11 蓮華岳丸石尾根

左からN、H部長、Oさん、Kさん

  メンバー:H部長、Kさん、N、H部長友人

 もともと私(N)以外の三人で蝶ヶ岳へ行く計画があったのだが、行き先を変更させて蓮華岳へ行くことになった。一昨年、爺ヶ岳東尾根から見た東尾根を従えた蓮華岳が美しく、雪のある時期に登りたいと思ったからだ。昨年から東尾根を登る計画は持っていたのだが、業務のため果たされず今年へ持ち越しとなったのだった。本当は東尾根から登りたかったのだが、時間の都合上丸石尾根で妥協したが、素晴らしい尾根だった。

 金曜夜に我が相模大野に集合してもらい出発。山梨では結構な雨、長野道ではかなり強めの雪が降ったものの、翌2時にゲート前着。テントを設営し仮眠。H部長友人Oさんは別に埼玉から集合した。

3/10 曇りのち晴れ
 6:45発。まずは6キロ強扇沢まで道路を歩く。…長い。いつもは車で10分ほどの距離を2時間かけて歩き8:40扇沢着。とりつくべき尾根はすぐだが、選定した結果、観光案内所?裏手の斜面からとりついた。記録では徒渉が必要とか書いてあるものもあったが、雪で埋まっており問題はなかった。雪稜ではいつもそうだが、最初は急登だ。木登りチックな箇所もあったが仕方ない。H部長、Kさんが少々手こずっていたがなんとか9:10に尾根上に出た。当初心配していた天気は次第に好転し、目指す後立山の稜線が樹林の間から白く輝いて見え、気分が高まる。高度を上げると爺ヶ岳南峰も見えてきた。



 今回わかんを持ってきていたが雪は締まっており使うことはなく、尾根上にでたところでアイゼンを着けた。先頭を交代しながら尾根に沿って進む。12:20に1900m付近。ここで方角が変わり、より南寄りに進んでいく。H部長が足をつり気味になったので少し荷物を分散した。ところどころ赤符があり、登りでは迷うことはないだろう。13:00に樹林を抜け視界が開けた地点に出た。後立がよく見える。この日は風もなく快晴のため、非常に暑い。各自中間着を脱ぐ。最後、岩が露出し急登となった個所などあり、迂回しつつ、14:10に2150m地点テン場に着いた。素晴らしいテントサイトで、尾根の途中だが、ちょっとした雪原のようになっており、これからの登路も一望でき、針ノ木、スバリ、赤沢から爺に囲まれた展望台であった。
 快晴無風の中、みな撮影タイムに入る。私は早速持参したジンを雪わりでいただく。素晴らしい景色を目に焼き付ける。夕飯はトマトべースのポトフに今回はアンチョビを入れてみたが、塩気がなかなかよい塩梅であった。19:00就寝。







3/11晴れのち吹雪
 3:45起床。そそくさと餅を食べ各自準備し、5:40発。冬は朝一の歩きが堪えるが、今日はそれほど寒くはない。トレースのない雪面を気持ちよく登っていく。6:10頃日の出。鹿島槍や爺がピンクに染まってきれいだ。すぐに記録で核心だと言われていた雪壁の登りに入ったが、ブッシュを掴みながら登ることができるので緊張感はない。しかし、後続のためにザイルを一応出した。Kさんはこういったルートを登るのがおそらく初めてのため少し手こずったが問題なく登ることができた。風が強くなり、雪面がクラストしている。あとはまるいなだらかな尾根を直登し高度を稼ぐ。
 8:40東尾根とのジャンクションに到着。稜線上は風が強い。南面の視界が開け穂高や笠ヶ岳が望めるが天気は下り坂のようで、高層雲が厚くなってきた。休憩をはさみ9:30蓮華岳山頂着。目の前に真っ白な針ノ木、北には白馬から爺。南には薬師から穂高まで素晴らしい眺望である。ただ結構寒いので早々に撤収。当初は針ノ木もピストンしようかと考えていたが天気も悪くなりそうだし、引き返すことにした。
 帰りは一部ザイルを出したりし慎重に降りる。テン場に着くころには雪が降りだし、撤収中に吹雪いてきた。テン場のあった台地直下からのなだらかな雪面では慎重に読図をした。視界がないと降る方向に向かって左側の尾根に引き込まれがちかと思う。最初以外は帰路を考えることはなく、また樹林の中に入りさくさく進む。湿雪のためアイゼンが雪団子になる以外は快調に進む。14:30ごろ?扇沢着。しかしまだ駐車場まで車道歩きが残っていた。
 いつものように薬師の湯に行き、ソースカツどんを食べ帰路に着いた。
 丸石尾根は難所もなく易しい尾根だった。後立山は爺とか雪稜を楽しみたいときによい尾根が揃っているなと感じる。またあのテン場で昼寝をしたいと思う。











2017年1月9日月曜日

2017.1.1 元旦 富士山

 日程    :2016.12.31 20時発~2017.1.1
 メンバー:Sリーダー、部員M(変わり者の松)、N

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。庶務担当Nです。

 年末年始に、富士山登山をしてきましたので報告します。

2017.1.1剣ヶ峰。左からN、S、M


 冬季富士登山は天気を読むことが最も重要で、冬富士の風の怖さを散々、K御大やU野登攀部長より聞かされて結構ナイーブになり、「てんきとくらす」などの予報から風が最も弱い時間帯を選んだ結果、本来は29か30日予定であった山行が31日発に延期された。この間私は、28日に御用納め後、久々に山に行かない不毛な年末を過ごしていた。

 31日の16時に戸塚駅に集合しSリーダーの車で御殿場へ向かう。部員Mはいつものように40分遅刻した。御殿場のコンビニでどん兵衛で早めの年越しそばを食し、18時半太郎坊の車止め着。話し合った結果、7時ごろまでは風が弱そうなので、出発時刻は20時となった。せいぜい22時発で6時半に頂上で御来光かなと考えていた私は不服だったが、Sリーダーの登頂が目的との判断で納得した。
 1時間ほど仮眠し、20時発。5合目登山口までは車道を歩き、すぐに登山道となる。夏であれば(そういえば夏の富士山て登ったことないなあ)ザレてるそうだが、いまは固くしまっている。時間はたっぷりあるので先頭を行く部員Mにもっとゆっくりとか文句を言いながら進む。単調ななだらかな斜面が延々と続き、歩くことに飽きてくるが、空気は澄み渡り、空はどこまでも高い。オリオン座が普段見ている5倍くらいの大きさに見える。
 2,000mを超えたあたりでアイゼンを装着した。固い雪からすぐに氷となりサクサクと斜面を登っていく。夏道に沿ってジグザグに登ると最初の小屋跡に着いた。標高2,700m付近の小屋跡で休憩時に午前0時を迎え年を越した。関東地方各所でニューイヤーを祝う花火が打ち上げられ、それをはるか上から眺めた。元旦に何をやっているのかとの思いもあるが、これはこれでよい年明けである。ここから先は風が吹き、気温も下がり、いよいよ寒くなってきた。斜面はカリカリに凍結している。暗い中をルートを外さないように慎重に登っていく。途中の小屋跡すべてで休憩を取るが、風を防げる場所はなく、手足の指先がかじかんでくる。また、徹夜と高度のせいで座っていると眠くなってくる。標高3,300m以上から、私は体力的に非常にきつくなり、ペースが鈍化した。これも高度と寒さの影響なのだろうが、登るモチベーションが減退していた。何度も立ち休憩を入れるが、すぐに息があがってしまう。しかし動いていないと寒い。頂上までの最後の急登が長く辛かった。

御殿場口山頂の鳥居

 5:35御殿場口山頂着。山頂はやはり風が強い。そして6:10剣ヶ峰着。日本男児ならばだれでも登りたいと思うであろう冬富士の頂に立つことが出来、感無量。のはずだったが、この時は寒さと疲れで早く降りたい一心だった。頂上には単独の先行者が一人いて、写真を一枚とってもらった。日の出を山頂で待つとのことだったが、我々は先に下山を開始。幾分空が明るくなって、大分降り易いが慎重に進む。6:50ご来光。初日の出は標高3,500mで拝んだ。相模湾、駿河湾に朝日が反射し美しい。また降っていく氷の斜面がキラキラ輝いて、これもまたきれいだ。危険だけど。

まだ夜明け前
初日の出


ピンクに染まる斜面

日の出その2
先行する二人


輝く海と芦ノ湖

 日が出ると、気分的にもリラックスでき、また暖かい。しかし、滑ったら一発アウトの斜面は続くので、アイゼンをしっかり効かせて注意して降る。7:20、標高3,400m。予定通り7:30前に危険地帯を抜けた。8:30頃標高2,700m。斜度が落ち歩きやすくなった。降りは須走ルートを選択した。2,400mでザレた斜面になったが、アイゼンなしではスリップするので装着したまま降った。ここまででかなり足に疲労が溜まり、まだあと1,000m降ることに絶望。ここから各々のペースで歩き、私はかなり遅れた。登りもだったが、単調な斜面がずっと続き嫌になる。そして暑い。アンダーウェア一枚になるがまだ暑かった。10:40大石茶屋着。3時間半で降りてきた。

 当初の不安は風であったが、Sリーダーの読み通り風の弱い時間を狙って、山頂付近の登下降ができ危険を感じる部分はなかったが、風が吹いていたら全く違う内容になっていただろう。あとは、絶対的に体力が必要だと感じた。基本的なことだけれども、冬富士を登るうえでは、一番重要だと思う。今回私は、U野先輩の「冬富士はイイヨォ~。景色がもうっ最高(ニコニコ)」との言葉に騙され(勝手に騙され)この部分を甘く見ており、登った後、足はへろへろ、もうこんな登山するもんかと、そんな気分になった。なので行くときはよくトレーニングしていくべき。
 まぁ、なにはともあれよい年の初めになってよかった。同行したSさん、部員Mさんありがとうございました。