2015年3月15日日曜日

阿弥陀岳南稜

阿弥陀岳南稜


メンバー:長谷川・廣井

行程:
 1日目(3月14日) 5:00 船山十字路 ~ 10:20 立場山 ~ 青なぎ ~ 15:50南陵P3 
     ~ 18:30 阿弥陀岳山頂 ~ 中岳コル ~ 20:20 行者小屋
 2日目(3月15日) 行者小屋 ~ 帰浜

参考:
 タクシー 6,000円 (3:45茅野駅~ 4:25船山十字路)
  電車 3月13日横浜方面から特急(最終便)で23:23茅野駅着  寝台特急で翌日3:41茅野駅着  

装備:
 個人  シェラフ シェラフカバー テントマット ハーネス 登攀具 行動食 食器
 共同  テント スコップ ゾンデ棒 コンロ ガス缶 ツエルト ザイル 共同食2食 

事前目標:
 予定としては、1日目に立場山でテント泊の上アタックを検討していたましたが、2日目の天気が雪予報で、1日目の出発前からすでに雪が降っていたため、1日目にアタックできる場合はアタックして下山することを目標に出発しました。
 
報告:
 阿弥陀岳の南陵に行ってきました。このルートは雪山の入門ルートの
一つです。いつもは、力のある先輩や後輩を頼りに行動していましたので、たまには1ちから考えて挑戦してみることにしました。

 選択したルートは、前日の降雪や当日の降雪の影響からか、旭小屋から先のトレースがなく雪が浅いところを選びながら進むと方向を見失いがちになりましたが、林間部は基本的に木についてるフセンを参考にしながら進むことができました。 稜線に出てからは岩稜に特徴があり比較的方向が読みやすく迷うことはあまりありませんでした。
 また、予定外の深雪のラッセルやザレ雪の直上登攀に時間がかかり、予定していた地蔵尾根ではなく雪崩が起きやすいといわれている中岳のコルを下山することになりましたが、比較的安全なダケカンバ沿いにラッセル跡を利用して下山することができました。

天気は、阿弥陀岳南稜とりつき前は曇りのち雪でしたが、P2辺りからは時折晴れ間が見え、夜は星空になりました。
 阿弥陀岳山頂付近は風が多少強くなりましたが、耐えられる程度でした。気温は低かったと思いますが、乾燥があったと思われます。雪山は汗をかきにくいので水分摂取が減りがちですが、それも影響してか、下山時には2人とものどを痛めてしまいましたので、あらためて定期的な水分補給の重要性を感じました

 
 その他、今回反省しいくつか勉強になったことがあったのですが、一番は荷物の精査を徹底することでした。荷物を減らせれば行動に少しスピードが出ます。1日で抜けることを考えるならテントはいらずツエルトのみでよかったと思いました。また、登攀具類を共同装備として精査できる部分があると良かったと思いました。
 暗くなる中での下山となったこについては、翌日雪の天気予報、ビバーク地の雪の状況、ビバークをした場合の体力、山頂までの距離、夕方から夜にかけての天候、山頂から下山山域の夜間登山経験などなど総合的な判断によるもので、下山で間違いなかったと思います。
                 
 ともあれ、無事登頂してきました。雪の阿弥陀岳は本当に美しかったです。写真を撮る余裕がなかった分、景色を目に焼き付けましたが、今度は立場山に一泊してゆっくり山を楽しむ山行でまたきたいなと思いました。(長谷川)
















1 件のコメント:

  1. 良い経験となったみたいですね。女性二人でたいしたものです!お疲れ様でした☆
    坂本

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