2016年3月23日水曜日

2016.2.26~27 八ヶ岳 権現岳~赤岳~硫黄岳縦走

 もう完全に春ですね。花粉症が辛いです。こんばんはNです。
 時間が経ってしまいましたが、冬の南八ヶ岳を縦走しましたので報告します。
 いつも赤岳山頂から南面へ延びるかっこいい峰々を眺めては縦走したいなぁと考えてはいたのですが、期待通りの尾根でした。もともと小同心クラックを2月最後の週末でやる予定であったので(これも私の希望で)金曜日をくっつけて縦走もバリエーションも両方いっぺんに行ってしまおうという計画となったのでした。

メンバー:N、Hさん

2/25
 21:45我が最寄駅、相模大野集合。市内に住んでるHさんにはご足労頂いたが、大野のほうが圏央道近いですもん。途中双葉で休憩。ギリギリで0時を回るよう低速で走行し無事日付をまたいでインターを降りる。だって値段全然違いますやん。天女山登山口1:30位着。雪は全くなく、わかん無しでも行けそうだ。

2/26 晴れのち曇り
 4:45起床、5::35発。雪があれば序盤からラッセルらしいが全くなく、さくさく進む。
 5:55天女山。朝日が昇り富士山が赤く照らされ美しい。天の河原で休憩。
天の河原から

 ここから樹林帯の中をゆるゆると登っていく。雪は固く歩きやすいが、溶けて固まっており、スリップには注意が必要だ。斜度がきつくなってきた2000m付近でアイゼン装着。ここまでで7:35。
 急登は続き二人ともはあはあ言いながら登る。9:05前三ツ頭。ここで大休止。富士山と北岳甲斐駒千丈の山々が美しい。稜線に上がったので風が強い。まだ急登は続き10:10三ツ頭。ここからは傾斜が緩まり稜線歩きを楽しむことができ、たびたび振り返っては歩くHさんを撮っていた。と、ここでいきなりアイゼンが外れた。はて?と思いよく見るとセミワンタッチの前部プラ部分が割れている。一気に焦るN。
権現からの出だしにある梯子。


そろそろキレット小屋が見えてもいいんだが。







 
 









 しかし、Hさんがプルージック用のシュリンゲを使い直してくれた。今後この修繕方法をH式と名づけることとする。しかし、通算して10年ほど使ったバサック。最近スノープレート変えたばかりなのに。悲しい。
 

 11:30権現岳。50分発。雲が厚くなり曇天の様相を呈してきた。風はさらに強くなり冷たい。権現からはかなりペースが鈍化し慎重に進む。権現からの降り梯子の先のトラバースが唯一いやらしい個所だった。とにかく風が強く、まっすぐ進めないので余計な力を使ってしまった。13:55ツルネ。もう目指すキレット小屋は見えているが、へろへろになりながら歩き14:10着。
 風がある程度防げるがそれでも結構吹き込んでくる。竹ペグが雪が固く使えないのでピッケルを刺し込んで代用した。今日の夕飯はクリームシチューである。ベーコンとウインナー、玉ねぎマッシュルームを投入し、〆は前回同様K御大配給の期限切れおこわであったが非常に美味だった。
 食べ終わると急に冷え込んですることもないので18:30位には就寝。

2/27 晴れ時々曇り
 4:45起床。シェラフカバーの内側が凍っている。夜、吹き込む風で久々に寒くて眠れなかった。個人装備の外張りを買おう。うん。朝食を食べ発準備をする。空は晴れており星が見えていた。尾根を挟んで東側は朝で西側は夜のような不思議な空の色を眺め、6:10発。

朝日に照らされる赤岳。


歩いてきた権現からの稜線。美しいなあ。
寒さに耐えながら、でも朝の美しい景色を眺め、うきうきとした気分である。2500mを超えるとルンゼっぽい雪のついた溝を登る。大体トレースはあり、迷うことはない。
 7:50、2700m。頂上まではあと一息。寒いが日が当たっているとこは少しだけ暖かい。
登るHさん。
トラバースを試みるHさん。
雪煙上がる赤岳。
 9:05赤岳山頂着。権現からは一人とも会わなかったが非常ににぎわっている。文三郎尾根を降りてもよかったのだが、せっかくなので南部八ヶ岳を縦走し、赤岳鉱泉を目指すことにする。メインザックで稜線を歩いている人はほとんどおらず、どこか誇らしい心持であった。11:25横岳。山頂から明日登る予定の小同心を見下ろすが全く登れるイメージがわかない。明日は一日鉱泉で寝てたいなとも思った。
南八ヶ岳主稜線。かっこいいギザギザ。
 硫黄岳までのめんどくさいだらだら登りが一番足には応えた。12:30硫黄岳。そそくさと降り仲間が待つ赤岳鉱泉へ13:50着。長かった。明日が本番だというのに。
Hさんのおごりでビールで乾杯。
おまけ
 記録:N



1 件のコメント:

  1. お疲れ様でした!良い縦走でしたね~(^^)次回は是非一緒に行きましょう! 坂本

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