2017年11月18日土曜日

2017.8.11~13 室堂~薬師岳~折立へ縦走登山(個人)

Hです。今年3月に左足首骨折してから、リハビリがてらスポーツジムへ通ったり、こつこつ登山をしています。

さて、皆さんは、薬師岳といってどこを思い浮かべますか?同じ名前の山は全国に点在してますが、富山県の剱岳・立山と並ぶ飛騨山脈(北アルプス)立山連峰の薬師岳が最高峰2926mなんだそうです。今回は、その薬師岳を立山側の室堂から有峰湖方面の折立までテント泊で縦走してきました。

≪登山口までのアプローチ≫
今回は入山と下山が別になるため、行きは夜行登山バス、帰りは公共交通機関を使いました。夜行登山バスは新宿都庁から出ている某大手会社のバスで、予約はかなり前からいっぱいでしたが直前に空席が出たところを予約。帰りは予約不要の地元のバス+登山電車+新幹線を利用しました。

室堂から立山方面の様子

≪縦走前夜≫
さすが山の日!立山方面のバスが超満員で3本くらい増便されていて驚きです。バスは、4列シートで狭いですが、最近利用していた関東近郊へ行く高速バスに比べて乗車時間が長いので割と熟睡できました。



室堂から五色ヶ原方面の雪渓



≪1日目≫
雨予報でしたが、出発地点の立山は何とか天気がもって、テント泊予定地の五色ヶ原へつく頃には晴れてきました♪ 道中は日陰の部分に毎年雪渓が残っていますが、どうも、数日前には滑落事故があったようで、指導センターではピッケル・アイゼン携帯推奨でした。私は軽アイゼンのみの携帯だったので、どうしようか迷いましたが、現地で判断で戻ることも想定し慎重に進むことにしました。途中、踏み抜いて打撲している人がいましたので、雪になれていない人は注意ですかね。


五色ヶ原のテント場から槍ヶ岳方面

 さて、五色ヶ原は、ピークではない山腹で感動した場所、トップ3に入る場所です(私調べ・笑)!盛り上がった大地の上にあり、晴れていれば北アルプスの山々を360度見渡せます。夏から秋にかけては高山の花が咲き乱れており、素晴らしい場所です。この日も、期待を裏切らない絶景があり、広大なテント場でのんびり過ごしました。

お花畑に囲まれる美しいテント場










≪2日目≫
雨とガスに包まれた縦走路
五色ヶ原から薬師岳を超えて、薬師テント場を目指しました。前回来た時も同じような天気で小屋の人から「いつもこんなものだ」とは聞いていましたが、ガスで視界が薄い暗い中スタートです。それにしても、噂に聞いていましたが、ながーい縦走路です。雨が降って、ほとんど人にも会わないので、余計そう感じたのかもしれません。


池化した登山道


スゴ乗越小屋は下山してくる人と、ビールを飲んでいる宿泊予定の人が15人位いましたが、雨宿り場所がないので、そのまま通過です…いつかここに泊まって名物のカレーを食べてみたいものです。


ガスが晴れ光が差し込んできた薬師岳



スゴ乗越の先では、地図上1時間のコースタイムに2時間弱かかっている場所があり、ちょっと不安になりました。ただ、太陽の光というのはすごいですね。薬師岳の手前で太陽の光が差し込んできて、急に元気がでてきました!




長かった!念願の薬師岳山頂




薬師岳へ到着し、薬師小屋へ泊まろうかと思いましたが、ずぶ濡れ故、もう少し頑張って薬師峠テント場へ行くことにしました。この辺りはとても気持ち良い場所で、途中、日向ぼっこをして、すっかり体が乾きました。

薬師岳小屋から薬師峠までの気持ちのよい縦走路








薬師峠テント場へ着いたころは、日が陰ってしまいました。それにしてもテントの数に圧倒されました!見たことがない数!私の番号は153番=この時点のテントの数です。びっくりです。





太郎平から振り返る薬師岳方面

≪3日目≫
薬師峠テント場から折立へ下山です。折立へ下る道もとても気持ちい場所です。家からは遠い場所なので、しょっちゅう来れませんが、北アルプスの好きな登山道ナンバー5に入ります(私調べ再・笑)。下山時に熊をやりごした登山者とすれ違いましたが、私は何とか遭遇せず無事に下山しました。


太郎平から富山方面









 
水滴が輝くチングルマの種

≪まとめ≫
薬師岳は、立山からの往復登山をする方も多いと思いますが、薬師岳の大きさを感じるのであれば、断然、室堂~折立の縦走をお勧めします♪
来年の夏は、個人では、馬場島から室堂までの剱岳・立山の縦走路へ、仲間がいれば北方稜線から剱岳のアルパインなどへ行ってみたいと思います。

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