2015年10月16日金曜日

小川山尾根岩2峰

小川山マルチピッチ組(二日目)

日時:10月10日(土) 8:00~
場所:尾根岩2峰セレクション
人員:坂本(編集)、村山(OB)、伊藤(書記)


小川山全般のレポートは上野さんが書き上げてくれたため、
マルチピッチ組の山行について記録を残します。

ちなみに私は10月10日に周り目平キャンプ場に到着したが、
6人くらいは前日(10月9日)に到着しており、各々クライミングを楽しみ、
夜は大宴会で盛り上がっていたようだった。

朝6時に車で現地に到着した。場所は我が部では定位置のテント場である。
すでに3つテントがたててあり、ちょうど部員たちもぞろぞろと起きだしていた。

朝は味噌ラーメンをみんなで食べ、8時前に3人で尾根岩2峰へ向かった。
村山さんの後ろを歩くと、ものすごい焼酎のにおいがする。
昨日の宴会でずいぶん飲んでいたようだ。
それでもシャキシャキ歩ける先輩はすごいなぁと関心する。

取りつきまでは、周り目平キャンプ場の大駐車場から
パノラマコースという遊歩道を使う。
途中にケルンがあるところが目印となっており、そこから遊歩道を外れて向かうのだが…。

ここを左に入る


迷った…。
はっきり言って、ケルンから先の道はわかりずらい。
1時間ほどさまよってしまった。
9時に取りつきに到着、1組だけ先行パーティがいた。
クライミングの準備をしていると、あとからあとからパーティがやってきた。
やっぱり人気ルートなんだなぁと実感。


先行パーティが先に登頂開始。
見た目は簡単なクラックに見えるのだが、結構手こずっている。
クラックに大きなカムを2枚噛ませて、安全を確保しつつ登っている。
グレードは5.8だが、実は難しいのかもしれない。
宮本さんは、「カムが無くても大丈夫大丈夫。ヘーキヘーキ。」と言っていたが、は
たして…。

ほどなくして先行パーティが上った後、坂本さんがリードロープで登頂開始。


しかし、プロテクションなしなので落ちた時のことを考えると怖くて
なかなか登れない。
残地ハーケンもなく、カムを持ってきていないため確保が全く取れない。
つまり、落ちると4mほど落下し、大事故に繋がってしまう状況なのだ。
カムさえあれば、問題なく登れる。カムさえあれば…。




クラックに思いっきり手足を突っ込めそう(ジャミングやシンハンド)だが、それも
無理であった。
グレードが5.8ということもあり、何とか登りたい。
しかし、時間が経っても登れそうになかった。
プロテクションなしだと思いっきりが出ないし、クラック慣れしていない。。
登れそうなのに、登れないという悔しい状況の中、村山さんが、「危ないからやめよ
う。今回はあきらめる!」
と決断を下したのだった。

悔し-!!

別ルートで2峰を登頂しようという話もでたのだが、
上部4Pぐらいにも似たようなクラックがあるということだったので諦めた。

別ルートはクラシックルートだったので行けばよかったと後で後悔

安全第一、それが我が部のモットー。
撤退が最大の山岳技術だって言ってた(誰かが)。
この悔しい思いを、次回の山行に繋げたい。


その後…。


10時前にはテント場に戻ってきた。
坂本さんは足の痛みもあるため休養と山岳救助の訓練を、
村山さんはヘルメット検索をして、
伊藤は金峰山にトレイルランニングをして風邪を引きました。

怪我、装備の管理及び体調管理には気を付けましょう。

なんだかんだで充実した1日でした。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様でした!次回は完登しましょう(^^) 坂本

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  2. 村山さん。自由ですね~。憧れます!

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