2016年12月23日金曜日

初冬期赤岳(個人山行)

12月23日(祝) 八ケ岳の赤岳に登ってきたので報告します。(伊藤)

今月の冬合宿において、富士山登頂に耐えられるよう心身を錬成するために、
赤岳にトレーニング登山してきました。一般ルート(文三郎尾根)です。
あと雪山に登りたいんです。やっぱり楽しい。




5:00美濃戸口 ~6:00美濃戸 ~8:00業者小屋 ~9:45赤岳山頂 ~13:00美濃戸口



午前2時過ぎ、車を使って横浜を出発。5時前には美濃戸口駐車場に到着した。
原村の気温は零下ではなく温かく感じられ、雪ではなく雨が降っていた。
道路にもまったく雪が積もっていない。…スタッドレスタイヤに履き替えた意味がなかった。
もしや赤岳にも雪がないのでは…。トレーニングにならないぞ!

そんな不安を抱きつつ山行開始。
大した雨でもないので、車内にて着替えと支度を済ませ5時過ぎに美濃戸口から歩き始めた。
八ケ岳山荘の中には人がいっぱいいるようだが、雨だからか出発する気はないみたいだ。
空を見上げると雲の隙間から下弦の三日月と星空が綺麗に見えた。
これが見れただけでも八ヶ岳に来てよかったと思える。
美濃戸までの道のりに雪は一切積もっていなかった。この時期ってもっと積もっていたような?

美濃戸から南沢経由で業者小屋へ。
途中から雪が積もりはじめ、凍っている路面も出始めたのでアイゼンを装着。
結構寒くなってきたので、レインコートからヤッケに、薄いグローブからオーバー手に変更した。


雪が積もってるといってもこの程度

業者小屋に到着するまで全く人に会わなかった。
追い越す人も追い越される人もいなかった…。

業者小屋にも一人もいない

テントもない

相変わらず業者小屋周辺は寒い。
人気もなくより一層寒く感じる。




エービー

ガス気味

岩も露わに

例年と比べると積雪量は少ないんだと思う。
でも、エビのしっぽがしっかりできているし、これだけ積もっていれば雪山山行だ。良かった。
しかし登りのスピードが上がらず心臓がバクバク。ふくらはぎもつらい。
山に登っていない証拠だ…。でも楽しい。
誰もいないから、聞こえるのは風の音、自分の呼吸音、雪煙がヤッケにあたる音だけ。
寒いし、辛いし、寂しいのに楽しいのはなんでなんだ。

何やかんやで山頂へ到着。やたらとあっさり登頂してしまった。

ガスっていて見晴らしは良くない

赤岳と伊藤
なんで逆さまになってんの?


完登の握手をする相手もいないので、すぐに下山を開始。
ちょっと風が強い様子である。
文三郎尾根分岐路は風の神様(が居ると思っている)の影響でいつも強風だが、
今日はやたらと強く吹いているためホワイトアウトした。
ゴーグルを持ってくるのを忘れたため、眼鏡は凍り付きほぼ視界を奪われ怖かった。
富士山の時は絶対ゴーグルを持っていこう!

ホワイトアウトの影響で凍り付く眼鏡
まつ毛も凍った

下山時には多くの人とすれ違うことができた。
凍り付いた私の姿をみて、登山者は口々に、
「こんにちは。山頂の様子は…聞く必要もないですね…撤退しようかな。」
と言ってました。いや、単純に私の防雪スキルがないだけです。

下りはサクサクっと帰って13時には八ケ岳山荘に着きました。


総評
ゴーグルを忘れてはいけない(戒め)



【参考】
友人からもらったエプソンのGPS付き時計のログ

八ケ岳山荘でお茶した時間も含まれています

いまいち見方がわからない



1 件のコメント:

  1. へー、結構使い勝手の良さそうな時計ですね!何はともあれ、お疲れ様でした! 坂本

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